健康管理と運動

■誰でも高齢化は避けられません。

高齢化に伴う身体変化は誰にも起こりうる事柄です。例えば腰痛または転倒等で手足関節の故障に起因した外出困難は、やがては引き籠もり生活等も想定されます。

日常生活にあって、ご家族や友人知人の皆様共々、ADL(日常生活動作の見守り) QOL(生活の質の向上)を知識の一端に活用され、より豊かな日々をお過ごし下さい。

■姿勢と運動について

正しい姿勢づくりは、顎を引いて背筋を伸ばす。背が丸く屈み腰では……。

1)肺に流れる酸素が不足気味となります。酸素不足は、目眩や足下がふらつく要因となります。

2)背が丸く腰が引いている状態では視線が手前になり腰・膝が屈み加減になります。

3)下半身の膝が屈み気味だと足運びが小股になり、爪先に力が伝わらず歩行に不安定を招きやすくなります。それらが躓く一因とも考えられます。

4)下半身の筋力が低下すると尚更、屈み加減となり「躓く」要因となります。

5)高齢化に伴う健康づくりには「正しい姿勢と筋力維持」の日常生活環境が「生活の質の向上」となります。

■運動器と介護の相関 ※運動器は使わないと衰える

運動器=筋肉、腱、靱帯、間接、骨、神経(運動、知覚)など運動に関わる機能の総称をいう。

我が国は「運動器の10年」を掲げ体力向上を図る(2010~2020) 
WHO「運動器の10年」(2000~2010)世界95カ国以上参加

介護護について
・要介護→原因の多くは運動器の障害。
・介護予防→運動器は自分で動かすことができる。

ロコモティブ シンドロームとは…運動器の働きが悪くなる。
(要介護「寝たきりになる可能性がある:早期の対応が必要」)

サルコペニアとは…加齢に伴う筋量の減少
(後期高齢者の寝たきり予防にも運動が必要)